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仕事を終えたお爺さんは、お腹を空かせて家に帰ってきました。
いつもどおり、

「只今帰ったでのぅ」

と言って玄関の戸を開けました。
次の瞬間、目の前に広がる光景は、お爺さんに戦慄を走らせました。



なんと、お婆さんが出刃包丁を片手に家の中を走り回っているではありませんか。


 
どたどたどたどた


左から右へ。

 

どたどたどたどた…


右から左へ。


 
「……………。」

お爺さんは口を半開きにしたまま固まっています。

こういう場合、一体どうすれば良いのでしょう。
いくら長年生きてきたお爺さんでも、このような経験をしたことがありません。


当たり前ですが。


 
取り敢えず、お爺さんは今この状況を理解することに努めました。

落ち着いてよくよく見ると、お婆さんは茄子に似た紫の巨大な物体を追いかけ回しています。


しかし、常識から言って、茄子が動き回る筈も、あんなに大きい筈もありません。

(儂の目ももう駄目になったのかのぅ…?)

試しに、お爺さんは目を擦ったり、瞬きを繰り返して見ましたが、一向に状況は変化しませんでした。
視力のせいではなさそうです。

 

とにかく、お婆さんを止めなければなりません。
このままでは、家に入った途端にお婆さんの振り回す包丁の餌食になること請け合いです。

お爺さんは勇気を出し、

「ば…婆さん…?」

と小さく呼び掛けましたが、お婆さんの反応はありません。
相変わらず巨大な紫の物体を追いかけ回しています。

気を取り直して。

「ばっ…婆さん!!」

今度はかなり大きな声で呼び掛けました。

すると、その声に気付いたらしく、お婆さんは包丁を振り上げたまま、はた、と動きを止めました。
そして、お婆さんは首だけを戸口の方へ向け、お爺さんの存在を確認しました。



「………………。」

「………………。」





二人に少しの間だけ沈黙の時間が流れました。


数秒間後、お婆さんは包丁をゆっくり下ろしながら小さな声で言いました。
 





「お、お帰りなさいまし…。」
 

○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
つづく。

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白熱してきたね~茄子太郎物語(笑)
これからもたのしみにしてまっすん☆
【2006/10/12 18:11】 URL | ミル子 #-[ 編集]
読んで頂き、ありがとうございます!

もうすぐ続きができそうです。

多分、この調子なら明日にはUP出来ると思います☆
【2006/10/12 22:49】 URL | なす #HaFTRLnk[ 編集]














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